WiMAXとは何か?日本で使われている3つの意味と筆者の体験

WiMAXと言っても実は大きく三つの意味があります。規格の名前としてのWiMAX、モバイルwifiのモバイルWiMAX、そして日本国内ではauが展開している+WiMAX(プラスワイマックス)です。今回この三つのWiMAXを紹介し、最後に自分が契約している+WiMAXの体験談をお話しします。
規格としてのWiMAXは無線通信技術の規格の一つで、車内からでも高速道路などでも高速通信ができるものでモバイルWiMAXもこの規格を利用しています。このWiMAXは山間部や離島などの遠隔地においても通信を行うことができることから非常に注目されており、遠隔地において高速通信ができないエリアでの使用を実用化する動きがあります。WiMAXの規格内においても様々な規格が枝分かれしており、現在主流となっているのはIEEE 802.16eというものです。

これは筆者自身も利用している+WiMAXでも採用された規格で、20Mbps程度の速度と周波数帯6GHz以下の使用周波数、そして120km/hでの利用もできることから自動車での移動中も使用することができます。実際筆者も乗車中に使用したところキチンと動作し、簡易の車内wifiを構築することができました。このようにある程度の高速移動であっても高速の無線通信を行うことができるというのがWiMAX規格、特に現在主流になっているIEEE 802.16e規格の特徴です。

バイルWiMAXの話題に移りますが、これはWiMAX規格のうち移動を想定して作られた無線ネットワークシステムの一つです。スマホなどの通信規格で言う所の3.9G(2019年現在主流となっているスマホの通信規格は4G、ガラケーは3G)に相当するものです。冒頭のWiMAXの規格を踏襲して移動に適した最適化がなされた規格で列車の特急クラスの速度160km/hでも通信が可能とされています(実験では200km/hでも通信できた。)。

WiMAXとの違いは利用する周波数帯や変調方式ですが、利用者からはその違いを感じることがありません。また、このモバイルWiMAXの規格自体大元のWiMAX規格と大差がないため混同されやすく、資料によってはモバイルWiMAXの規格の一つであるIEEE 802.16eが大元のWiMAXの一規格として紹介されているなど混同も見られます。

筆者のモバイルwifiもIEEE 802.16e規格なのですが、モバイルでない大元のWiMAXと勘違いするくらい似た規格となっています。ただ、混同してしまっても利用者側からすれば不便はありません。
+WiMAXはauが展開しているWiMAXを利用したサービスのことです。

この+WiMAXは文字通りWiMAXの規格にプラスしてCDMA網を加えています。このCDMA網とはスマホなどで時々目にするLTEと呼ばれる3.5世代(3.5G)の通信規格です。この規格はWiMAXとは異なる規格で対立する規格ではあるのですが、WiMAXのサポート範囲や混雑時の補完的な役割を果たしています。反対にこのCDMA網を補助的に使いメインにWiMAXを利用している場合はWiMAX+auと呼ばれ、au以外でWiMAXを展開しているUQコミュニケーションズなどの通信業者がその名称を使用してサービスを展開しています。

ただ残念なことにこの+WiMAXも2020年3月31日で終了するため、筆者も今後どの通信業者に乗り換えるか、あるいは後継サービスを利用するか思案しています。

このような三つの使われ方をしているWiMAXのうち筆者の+WiMAXの使用体験を説明すると、カバンの中に入れておけばスマホのギガ数を最低にした状態でも常にwifi接続によって常時接続でき、必要に応じてパソコンに接続して出先でも通信ができるなど非常に重宝しています。仕事柄特急を利用しますが、途中山間部などで途切れるものの市街地や平地では問題なく使用できています。